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ホーム妊娠・出産・子育て情報妊娠中の体重管理とおなかの赤ちゃんの成長妊娠中に必要な栄養はどのくらい?

Part1 妊娠中の体重管理で知っておきたいこと

2.妊娠中に必要な栄養はどのくらい?

「お母さんと赤ちゃん二人分」には意味があります

 妊婦さんが摂る栄養には、お母さんにいく分と赤ちゃんにいく分があります。ときどき、自分がやせたままで赤ちゃんだけ大きくしたいというお母さんがいますが、それは無理な話で、お母さんがある程度体重が増えないと赤ちゃんにいきません。
 特に、妊娠前にやせていた人の場合、摂った栄養は、まずはお母さんのほうにいってから赤ちゃんにいきます。母体というのは、必ずしも胎児を育てるために自分を犠牲にするわけではありません。というより、自分がダメになったら赤ちゃんも育たないわけですから、自分を守って赤ちゃんも育てるということです。


ダイエットでカロリーを減らさないで

 最近の若い女性のなかには、ダイエットをしながらサプリメントで栄養を補充している方も多いようですが、妊娠中にはカロリーを減らすことはよくありません。おなかの赤ちゃんが必要としているのは、主としてブドウ糖なので、そのための炭水化物とかエネルギーはしっかり摂らなければいけません。
 妊娠の初期には、赤ちゃんはあまりエネルギーを必要としていませんので、そのときに摂った栄養は、お母さんが自分のからだにためこむ形になります。そして妊娠後半になると、今度は摂ったエネルギーはどんどん赤ちゃんにあげてしまうので、お母さん自身はそれまでにためこんだ脂肪を使って生活していくことになります。
 ですから、妊娠中のお母さんは、脂肪やコレステロールが高くなりますが、それも赤ちゃんを育てるためには必要なことなのです。


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