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Part2 赤ちゃんの発育発達と親子あそび

新生児期の赤ちゃん

〜大人をひきつける不思議な力に満ちています〜

 生まれたばかりの赤ちゃんは、小さくてやわらかくて、抱っこするのもこわいくらい。周りの大人がすべてお世話してあげなければ、生きていくことはできません。そういう意味では、とても未熟で弱い存在ですが、いっぽうでは、周りの大人がついお世話したくなるような条件をそなえて生まれてくる、生命力にあふれる存在です。

 赤ちゃんの寝顔をじっと見てみましょう。口元がフッとゆるんで、笑顔のような表情をみせることがあります。その笑顔のかわいいことといったら! この笑顔(新生児微笑)は、実は生理的なもので、楽しかったりうれしかったりして笑っているものではありません。でも、周りの大人をくぎづけにし、せっせとお世話させるには十分の笑顔です。

 おっぱいをあげるときに、赤ちゃんの顔を見ていると、赤ちゃんもじっとお母さんを見つめてくれることがあります。このときの赤ちゃんの顔との距離はだいたい20〜30センチ。実はこの距離は、生まれたばかりの赤ちゃんがもっともよく物が見える距離です。自然に備わった力の、なんと不思議なことでしょう!
 お母さんは思わず赤ちゃんに、「いっぱい飲んでね」「おいちい?」と声をかけ、赤ちゃんはその瞬間、おっぱいを吸うのをちょっと休んでお母さんの声を聞いているような感じがみられます。お母さんと赤ちゃんの、ことばにならない会話のはじまりです。

 生まれたばかりの赤ちゃんには、不思議な力がいくつかあります。原始反射とよばれる不思議な力をつかって、赤ちゃんとこんなあそびをしてみましょう。原始反射は、生後2か月くらいで消えてしまいます。まさに今しかできないあそびです。

この頃のあそび

ほっぺツンツン
 赤ちゃんの口の脇あたりのほっぺを、指でやさしくツンツンとつついてみてください。赤ちゃんは顔を動かして口をあけ、指をくわえようとします。生まれてすぐからおっぱいを探り当てることができるために、赤ちゃんに備わっている力(口唇探索反射)です。

おててニギニギ
 赤ちゃんの手のひらを指でさわると、赤ちゃんはその指をギュッと握ります。その強さはびっくりするほど。反対に、手の甲をさすると力が抜けます。ヒトの親類であるチンパンジーは、この力をつかって生まれてすぐからお母さんのおなかにしがみついています。ヒトの赤ちゃんにも、そんな原始反射(把握反射)がのこっているのです。


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