妊娠、陣痛、出産・・・誰もが通る道だけど、不安もあります・・・よね。
小さなトラブルあり、大きなトラブルあり・・・etc.
妊娠・出産は本当に一人ひとり違いますね。
ここでは、そうした妊娠~出産のあれこれをくぐり抜けてきた先輩ママたちの
それぞれの体験記をお届けします。
09年10月14日掲載
◆ 経過は順調。でも、予想外の緊急帝王切開に



すると突然、モニターのアラームが鳴り、先生や看護師さんが駆け付けてきました。それまで異常なかった赤ちゃんの心拍数が急に下がってしまったのです。蘇生術で一度回復したものの、またすぐに50台に低下。赤ちゃんが危ないということで緊急帝王切開になりました。私は陣痛の痛みと突然の展開で何が何だかわかりませんでした。
術後麻酔から覚めて赤ちゃんを横に連れてきてもらったときも、実感がわきませんでした。あとで看護師さんたちから、出産時は本当に危険な状態で、少しでも処置が遅れていたらダメだったかもしれないと言われ、無事出産できたのは奇跡的だったと知りました。幸い後遺症などもなく、元気に育っている赤ちゃんを見て、心から「生まれてきてくれてありがとう」と思います。

<ひとこと> 出産って、なかなか思い通りにいかないものだなあ、と思いました。でも、私は妊娠中はとても幸せな気分になれたし、安産ではなかったけど、その分生まれてきた子どもの大切さがわかりました。これからママになる人にも、たくさん感動を味わってほしいです。
◆ 初産でもスピード出産



しかし、入院して3時間がたったとき、パンっと音がして破水、あわててナースコール……とともに、激しい痛み。陣痛の波が来るたびに嘔吐。痛みに耐えながら分娩室に移動。気が遠くなるなかいきみ続け、なんとか出産。
破水から2時間のスピード出産。娘の誕生日は祖父の命日。なんだか守られているのかな、と改めて思いました。

命をつなぐのは大変ですが、喜びも大きいです。みんなで守っていきましょう。
◆ つわり、YouTubeで乗り越えました



そんな辛いつわり、仕事にも行けず家にいる間、私はYouTubeに投稿されている赤ちゃんの動画をみて「もうすぐこんなかわいい赤ちゃんに会えるんだ!」と自分を励まし乗り越えました。動くのは辛いし、かといって何かしていないとよけいに気分が滅入ってくるので、気分を紛らわすのにちょうどよく、見飽きることもありませんでした。
つわりを乗り越えた後は、腰痛も陣痛も出産も「つわりよりマシ」と思えばたいして辛いと感じなくなりました。こうやって母親は強くなるのかなあと思います。
ちなみに生まれてきた子は、これまで見たどの赤ちゃんよりも何百倍もかわいい赤ちゃんでした☆

「つわりを乗り越えれば怖い物なし」「どんなに長引いても生まれればおさまる」と前向きに考えて、辛いつわり、自分の人生の味方につけちゃいましょう!