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先輩ママの妊娠・出産体験記

妊娠、陣痛、出産・・・誰もが通る道だけど、不安もあります・・・よね。
小さなトラブルあり、大きなトラブルあり・・・etc.
妊娠・出産は本当に一人ひとり違いますね。
ここでは、そうした妊娠~出産のあれこれをくぐり抜けてきた先輩ママたちの
それぞれの体験記をお届けします。

※個人の体験や感想を掲載しています。


2015年7月15日掲載

本音を話して覚悟が決まりました

manali
colorful 2015年5月生まれ

「出産=痛い」と多くの人に言われ続けていたので覚悟はしていたつもりですが、やはりその覚悟以上に痛いものでした。赤ちゃんが回転不足でなかなか出てこれなくなってしまい、「あと少し」と励まされながら、「あと少しって何時間もかかるもんなん!?」と心が折れそうになりました。でも、「赤ちゃんもがんばっている!」と励まされると、「痛くない」と叫んでいたようです。


助産師さんに「痛いやろ? 弱音はいてもいいねんで」と言われると「痛くない、痛くない・・・、痛い」と本音がポロリ。でも、「痛い」と言えたことで、「よしがんばろう」と覚悟が決まったように感じました。出産して育児に追われる毎日ですが、うまく授乳できないときなど主人にポロリと本音を話しています。出産も育児もがんばる!と気負いすぎず、ときには自分に素直になることが大切なんだなと感じる毎日です。

プレママへのひとことメッセージ お母さんも元気に過ごせる環境を整えて
出産は大変ですが、生まれた瞬間に本当に忘れてしまいます。さっそく「2人目産むぞ?」と思えるほどです。しかし、産後のからだがこんなにもボロボロになるとは知りませんでした。あちこちが痛い・・・でも誰にも言えない・・・赤ちゃんのお世話をしなければならない・・・いろいろなことを抱えるのだなと感じています。お母さんたちは赤ちゃんに「元気に生まれてきてね」と思っていることでしょうが、産後、お母さんも元気に過ごせる環境を妊娠中に整えておくことがとても大切だと思います。

35歳で初産。3人目を考えていたところ双子を授かりました

双子の母さん
ふたごちゃん 2013年8月生まれ

私の初産は35歳のとき。1人目は女の子、年子で男の子。3人目が欲しかったのですが、なんと双子を授かりました。


双子とわかったのは、初回の妊婦健診のとき。二絨毛膜二羊膜でした。比較的リスクの少ない双子だと言われましたが、わりと初期から血糖値が高めで、胎盤が2つあるために血糖値の調整が難しくなる、と医師から説明を受けました。妊娠7か月までは食事制限のみで切り抜けましたが、それ以降は食後1時間の血糖値がなかなか下がらなくなり、インシュリンを打つことになりました。さらに同じころ、子宮頸管の長さが30mmを切り、またたく間に10mmを下回りました。28週には入院し、安静とマグセントの24時間点滴を行いました。妊娠後期はあまりのお腹の大きさに寝るのも苦しく、動くのもつらい日々でした。


胎児の呼吸器の機能が安定してくる34週に入ったので、点滴を外すとその夜に破水し、帝王切開で無事に出産。しかし呼吸が安定しないのでNICU、GCUに1か月ほど入院したため、毎日搾乳した母乳を届けに通いました。

プレママへのひとことメッセージ 不安なことがあれば早めに医師に相談を
当初は多胎妊娠・出産についての情報が少なすぎて不安でした。しかし、信頼してなんでも相談できる医師との出会いがあったので、安心して過ごすことができました。わからないことや心配なことがあれば、早めに相談した方がいいです。

産院ついてから20分でのスピード出産

なつ
みゆ 2014年11月生まれ

予定日2日前の健診で、「ちょうどいい具合に赤ちゃん下りてきていますよ」と言われましたが、自分では全然実感がありませんでした。その日の夜11時ごろ、まだ出産の兆候が無いことを、里帰り先の実家から旦那に電話して就寝しました。夜の1時ごろ腹痛を感じましたが、「陣痛であっても夜中であるなら寝ていてください。これからが体力勝負ですので」と助産師さんから言われていたので、うつらうつら寝ていました。


しかし、1時半ごろ目が覚めてしまい、「我慢できないほどではないけれどこれが陣痛かもしれないな」と思い、陣痛の間隔を測っていました。5分間隔だったり10分間隔だったり3分間隔だったり、よくわかりません。そして時間が経つにつれだんだん痛みが強くなり、同時にいきみたくなる感覚を覚えました。まだいきんではいけないと思いつつ、いきんでしまっていました。「これはいかん、赤ちゃんが出てきてしまうかも」と思い、産院に向かいました。陣痛室に入ると助産師さんから出血の有無を聞かれ、出血した感覚は無かったのですが、ショーツを脱いだら生理2日目くらいの出血がありました。「卵膜破れているし、もう生まれるね。分娩室に行きましょう」と言われ、着替えてすぐ分娩室へ。分娩台に乗ったときには、もう赤ちゃんの頭が見えていました。それからも何度もいきみたい感覚に襲われ、「いきんでいいですか」と聞いても、「だめだめ、『ふーふー』の呼吸法で乗り切って」と言われ、「ふーふー」と息を吐いて落ち着きました。


結局それからいきむことなく、無事出産することができました。分娩時間は腹痛を覚えた1時から胎盤娩出まで、カウントして2時間48分でした。なんだか訳がわからないままあっという間に終わった出産でした。助産師さんからも、「1人目でよかったね。2人目だったら産院に間に合っていなかったよ。2人目は気をつけてね」と言われ、先生は、「私はとくに何もする必要がありませんでした」と言いつつ会陰の縫合をしてくださいました。ちなみに切開はしていません。する暇がなかったそうです。耐えられないほどの苦痛はありませんでしたが、経験したことの無い痛みといえばそうかもしれません。いきみたいのを我慢する痛みは、いままで感じたことはなかったので。

プレママへのひとことメッセージ 考える余裕がなくても呼吸は大切に
初産だったので、「陣痛ってどんなものだろう」と構えていました。陣痛がどう来るかによって対処が違うし、考えていても仕方がないので、考えずにそのときはそのとき、どんと構えることが必要かなと思います。大切にしたいのは呼吸法。呼吸法は、このタイミングで吸って吐いて、と考える余裕がなければ、つねに「ふーっふーっ」と吐くようにすること(吸うのは意識しなくてもできると思います)。どのタイミングでもこうしていれば落ち着くし、実際にこの呼吸だけで乗り切った人も多いです。

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