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先輩ママの妊娠・出産体験記

妊娠、陣痛、出産・・・誰もが通る道だけど、不安もあります・・・よね。
小さなトラブルあり、大きなトラブルあり・・・etc.
妊娠・出産は本当に一人ひとり違いますね。
ここでは、そうした妊娠~出産のあれこれをくぐり抜けてきた先輩ママたちの
それぞれの体験記をお届けします。

※個人の体験や感想を掲載しています。


2021年7月15日掲載

知ってほしい周産期うつ

おんおん
しーちゃん 2020年3月生まれ

妊婦生活は壮絶な吐きつわりから始まりました。冗談ではなく1分に1回吐いていました。大好きだった水も飲むことができず、ポカリしか飲めなかったのですが、そのせいで血液検査の糖の値で引っかかってしまい、気分はどん底。じゃあどうしたらいいの!? この吐きつわりいつまで続くの!? 出産まで続くタイプだったらどうしよう・・・、そもそもこんなに食べられなくて赤ちゃん大丈夫なのかな・・・、今おなかの中で生きてるのかな・・・、つわりで寝たきりになりながら、ホルモンの関係もあってかどんどんマイナス思考になってしまい、もはやうつ状態だったと思います。つわりのせいで起き上がったり歩いたりすることさえできませんでした。


結果的につわりは3か月ほどで終わったのですが、気持ちは不安定なまま。トイレに行くたびに出血が怖い。歩いておなかが張るたびに不安になる。胎動を少しでも感じないと発狂しそうになる。夜もほとんど眠ることができない。そして妊娠後半の時期のコロナ流行・・・。


最終的に健診で泣いてしまい、助産師さんに産科メンタルヘルスの先生を紹介してもらいました(総合病院だったので)。今までずーっと抱えていた不安を聞いてもらって、気持ちがだいぶ楽になりました。


話すことで自分も冷静になれます。「産後うつ」は割と世間に認知されつつありますが、産後や妊娠期にまつわる気分の落ち込みを「周産期うつ」という、と産後にネットで知りました。


妊娠は喜ばしいこと。でもホルモンが乱れて気分が落ち込む人だっているのです。「周産期うつ」という言葉がもっと広まって、躊躇することなく周りに相談できるようになれば良いと思います。


プレママへのひとことメッセージ不安な気持ちは相談を

新型コロナで、今の妊婦さんは特に不安で気持ちも落ち込みやすいかと思います。躊躇することなく、不安を助産師さんや先生に話してみてください。なんか違う・・・、と思っても諦めず、市の保健所や女性相談みたいなものを探して相談しましょう。言っても意味がない・・・、迷惑になる・・・、そんなことありません。わかってくれる人がいると思います。


まさかの緊急帝王切開

ちしゃ&もしゃmama
ぴのちゃん 2020年4月生まれ

妊娠初期から、赤ちゃんのサイズが小さいと言われ、経過観察が続いていた私。初めての出産でしたが、最愛の愛犬の看取り期も重なり、夫婦で交代しながら介護を頑張っていました。


出産予定日は4月7日。毎日YouTubeで分娩のイメージトレーニング!そんな中、「もしかしたら早く赤ちゃんを出さなければならないかも?」との医師の話があり、ドキドキしていた3月9日。目覚めたらおしりが濡れており、「破水だ~!」と病院へ。結果「破水じゃないよ」と言われ、「あれ??」と苦笑しながら帰宅しました。その後の健診でも、相変わらず赤ちゃんは小さく、経過が怪しくなる。自分も動悸や目眩がひどくなり4月1日に緊急入院しました。エコーをつけた瞬間、赤ちゃんの心拍が低下し、危険な状態に。まさかの緊急帝王切開に切り替わり、3時間後にママになりました。


手術後判明したのは、羊水が0だったということ。やはりあれは高位破水だったのです。医師、助産師、関係者が謝罪に来て、ドタバタな出産となりました。あんなにイメージトレーニングしたけど、出産は何が起こるかわかりませんね。


プレママへのひとことメッセージ疑問を持ったら聞きましょう

SNSやネット社会の中、出産に関する情報は世の中に溢れています。私のように、赤ちゃんが小さくて心配するがゆえに、検索のしすぎで逆にストレスを溜めないよう注意してください。また、一生にそうそうない出産。「あれ?」と思う不信感や疑問は主治医や病院に素直に聞くべきです。思いきって、セカンドオピニオンの選択もありかと思います。赤ちゃんを守れるのはママだけです。



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