妊娠、陣痛、出産・・・誰もが通る道だけど、不安もあります・・・よね。
小さなトラブルあり、大きなトラブルあり・・・etc.
妊娠・出産は本当に一人ひとり違いますね。
ここでは、そうした妊娠~出産のあれこれをくぐり抜けてきた先輩ママたちの
それぞれの体験記をお届けします。
※個人の体験や感想を掲載しています。
2023年3月15日掲載
終わらないつわりと早すぎる出産



新しい職場に就職する前日に生理予定日前であったものの、なんとなく妊娠検査薬を試したところ、陽性でした。
2日間勤務しましたが、書類から臭うタバコの臭いで気持ち悪くなり、初めてつわりを実感しました。
会社は入社して1週間で退職してしまいました。
その後から吐きづわりが1日10回くらいで、水分も受け付けず、吐き続け、フラフラになって病院に行ったところ、体重は6%減り、入院になり、重症妊娠悪阻と診断されました。
入院中に出産予定日が決まり、つわりが早く来て、早く終わる体質なのかなと思っていましたが、12週を過ぎても、15週を過ぎても吐きづわりは良くなりませんでした。毎回妊婦健診のたびに太るように言われましたが太れずに悩み、妊娠6か月には私が小柄なためか、早めの後期づわりが始まり、そのうえ、週数よりもおなかが大きすぎて早く生まれないかなと35週あたりから思っていたところ、そこから前駆陣痛が毎日1日中不規則にきて、37週ぴったりにおしるしがきました。
おしるしから3日後の深夜に5分おきの痛みだったので、産院に電話して、到着後にすぐに内診したところ、子宮口はまだあまり開いてないけど、スルッと生まれるねと言われました。
そこで、すぐに入院になり、痛みに耐えていたときに突然、風船が割れるようなパーンという破裂音と同時に陣痛がいきなり何倍増しにもなった感覚になり、助産師さんが何人も来て、しばらくして分娩の準備ができたので、分娩台へ行きました。
分娩台に乗ってから子宮口が1時間で5cmに、2時間後には8cmになり、無痛分娩の予定でしたがお産が早く進み過ぎて麻酔を入れるタイミングがありませんでした。また、胎児の心拍が低下していたため、医師と助産師が慌て出し、子宮口が全開になったタイミングで医師が間髪入れずに吸引分娩します!と言い、胎児は取り出されました。しかし、オギャーと泣くことがなく、死んでしまったのかと思って呆然としていたら、その後の処置でか弱い声でオギャーと泣き出して安心しました。
あとから助産師さんに聞いたところ、胎児の口に羊水が詰まっていたそうです。出産は胎児を含め命がけなんだなと思いました。
精神疾患、甲状腺疾患、2つの子宮筋腫合併の妊娠、出産でしたが、子宮筋腫の場所が産道ではなかったため、経膣分娩で37週3日、3時間半で産みました。

多くの人が悩まされるつわりですが、私の場合は吐きづわりで、水分すら摂れないくらい重症でした。でも産んだらかわいわが子がいるので、産後3か月くらいですが、終わりが見えなかったつわりのつらさを忘れてしまっています。人間って不思議です。
出産は思っていたよりも急に来る



出産当日まで生まれる予兆はまったくなく、一生妊婦かもしれない・・・とバカなことまで考えておりました。
38週での健診時、「まだ全然赤ちゃん下りてきてないね」と言われました。赤ちゃんの推定体重は3,100gを超えているとのこと・・・。
前駆陣痛らしきものはなく、これ以上赤ちゃんが大きくなったら無事に産めるのかと不安に・・・。
もういいや!と臨月後半は外食三昧の日々を送っていました。
焼肉食べ放題に行った次の日の朝のことでした。
最後の健診の日、仕事に行く夫を見送り、二度寝をしていた朝、トイレに行き便座に座った瞬間、おしっこではなさそうなものと血みたいなものが流れました。
破水なのかおしっこなのかわからないまま混乱しつつ、さらにタラーと液体がお股から流れたのです。
破水だ・・・。
ドキドキしつつ、夜用ナプキンを当てすぐに産院に電話し、初産で本日健診予定であると伝えると、
「入院用の荷物を持って健診の時間に来てください」
電話のあと、生理痛のような痛みが・・・。
久々に生理痛みたいなのを感じるな~とのんきでいたら、どんどん痛くなってきて陣痛だと気がつきました。
痛い(短時間)→痛くないが繰り返されていたのに、痛みに鈍感で、最初の方は陣痛に気がつきませんでした。
朝食を摂るよう指示がありましたが、緊張して味がせず…
不安なので早めに産院に行くことにしました。
内診されると子宮口は4cmとのこと(破水から1時間半)、ナプキンも確認されました。
病院に着いて2時間後、子宮口が7cmあいているとのことでLDRの部屋へ・・・。
ここで立ち会い予定の夫を呼びました。
立ち会い出産でよかったことは、不安のなか誰かが近くにいたことです。ただ、夫はお産が進むからということで暗くしてある部屋で一瞬寝たので、私はブチギレてしまいました。また夫は私の腰を指圧し続けたおかげで筋肉痛になったようです。
10時から産院で待機していましたが、いきみが下手なのか(本当に下手で2回吐きました)子宮口が全開になっても進まず、14時ころから(余裕がなかったので不確かです)陣痛促進剤を投与することになりました。
15時ころに息子が誕生しました。
うれしい気持ちはもちろんですが、達成感がとんでもなくて泣いてしまい、こんな不思議でうれしい気持ちは初めてで、産んだ瞬間に2人めが欲しい!と思いました。痛みも部屋を出るころには忘れていました。
息子は3,500gを超えた元気な赤ちゃんで、次回は体重管理を徹底したいと思いました。妊娠中体重がかなり増えてしまい、4か月たったいまもあまり減りません・・・。

妊娠期間は長いですが、かならず出産は来ます!(突然来ます!)
入院の準備、お部屋の準備はできるときに絶対行いましょう!!