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先輩ママの妊娠・出産体験記

妊娠、陣痛、出産・・・誰もが通る道だけど、不安もあります・・・よね。
小さなトラブルあり、大きなトラブルあり・・・etc.
妊娠・出産は本当に一人ひとり違いますね。
ここでは、そうした妊娠~出産のあれこれをくぐり抜けてきた先輩ママたちの
それぞれの体験記をお届けします。

※個人の体験や感想を掲載しています。


2024年1月15日掲載

スーパー安産

みきき
うみ 2023年8月生まれ

明け方4時ごろにおなかの痛みを感じて起きました。数日前から下痢が続いており、毎食後にトイレに行く生活をしていたので、これも下痢によるおなかの痛みだと思いトイレに行きました。そのあとすぐに布団に入りましたが、すぐにまたおなかが痛くなりました。予定日まで1週間ほどあったこともあり、まさか陣痛とは思わず下痢のせいだと決めつけて眠ろうとしました。しかしなんだか痛みが強まったり、おさまったり、「まるで陣痛だな」とこのときなんとなく思いましたが、「まさか」と思い気合いで眠ろうとしました。


結局眠れず、やっぱり怪しいかなと間隔を測ると8分くらい、なんとなく痛みも少し強くなり、腰も痛いような気がしてきました。とりあえず産院に連絡すると、私の声の感じで「まだ大丈夫そうに聞こえる」と言われ、私もまだ先だなと思っていたので、「ゆっくり準備して行きます」と伝えました。

準備して出発するまでに1時間ほどかかり、出発後の車の中でさらに痛みが強まってきました。気がついたらあのなんとも言えない、何かにつかまらないと耐えられないような痛みで、やっとのことで産院のインターフォンを鳴らして中に入りました。


そこでさらに痛みが増して、この波が落ち着いたら階段を登ろうと待っていましたが、一向に痛みがやまず、その場でうずくまっていると、なぜかそのとき上の子を真っ暗闇の産院の外に置いたままパパが荷物を持って中に入ってきました。上の子の前で自動ドアが閉まり、必死で娘のところに「戻って」と伝え、外から上の子の号泣する声が聞こえてきました。


なんとも言えない気持ちで、でも痛みが強すぎてそれどころではなく、痛みが落ち着くのを待っているとその場で破水! 痛みはピークで、もう動けなくなったところで、「上まで上がって来れる?」とどこからか聞こえ、「待って」と伝えましたが、破水したことを知ると「待てない待てない」と助産師さんに言われ車椅子で分娩台に。


やっとのことで分娩台に乗ると、もう全開…そのままいきんで、あっという間に生まれてしまいました。1時間55分スピード出産、「あと5分遅かったら車で生まれてたね」と言われ、少しゾッとしました。


出血が多く、その後Hbが6.9まで下がってしまいましたが退院するころには普通に歩ける程度で、なぜか上の子のときよりもとても体が楽でした。あまりのスピードでバタバタしたので、出産後のカンガルーケアやら、いろいろとすっ飛ばしましたが、無事生まれてきてくれてありがとう。


プレママへのひとことメッセージ子どもは愛しい存在

どんな分娩になるかは本当に人によって違うし、安産と言われる出産でもとても痛いです。ですが、それ以上に赤ちゃんが生まれる喜びはかけがえのないもので、素晴らしいです。この世にこんなにかわいく、愛しい存在がいることに喜びを感じます。
子どもが大きくなるにつれてイライラすることもありますが、それでも寝顔を見るたびに愛しい気持ちが溢れてきますし、写真を見返すたびに、一緒に過ごせる時間は毎日短くなっているのだなと寂しさを感じます。とにかく子どもはかわいいです。みんなで素敵なお母さんになりましょう。


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