妊娠、陣痛、出産・・・誰もが通る道だけど、不安もあります・・・よね。
小さなトラブルあり、大きなトラブルあり・・・etc.
妊娠・出産は本当に一人ひとり違いますね。
ここでは、そうした妊娠~出産のあれこれをくぐり抜けてきた先輩ママたちの
それぞれの体験記をお届けします。
※個人の体験や感想を掲載しています。
2024年8月15日掲載
順調な妊娠生活だったのに



私は、妊娠初期から悪阻もなく健診も問題なく、とても順調な妊娠生活を送っていました。
正期産に入った37週の健診のときに、先生から、「赤ちゃん、もういつ出てきても大丈夫な状態だけど、骨盤の方に下りてきていないから、しっかり歩いてね」と言われました。それからは、1日2時間以上、6~9kmのウォーキングを毎日行いました。
しかし、1週間後の38週の健診でも赤ちゃんは下りてこず、39週の健診のときに、児頭骨盤不均衡と診断され、帝王切開で出産することになりました。
それまで、私は、当たり前に普通分娩で出産すると思っていたため、“まさか、自分が帝王切開で出産することになるなんて”と衝撃を受けると同時に、とても残念な気持ちになりました。
初めての手術に対する恐怖も相まって、どんどんネガティブになり、“自分は、駄目な母親だ”と落ち込んでしまう日もありました。
しかし、帝王切開について調べ、知識がついたことで、“今の自分にとって帝王切開で産むことが、赤ちゃんにとって一番安全で、良い選択なのだ”と前向きになることができました。
そして、40週と1日で元気な女の子を出産しました。
娘が産声をあげた瞬間、無事に生まれてきてくれたことに、とても安心したのを覚えています。
出産後、少し落ち着いてから、当時のことを思い出すと、改めて、出産に”当たり前”はないんだなと実感しました。

どんなに順調な妊娠生活を送っていても、私のように、突然、帝王切開になることもあると思います。
でも、出産に“当たり前”や“正解”、 “不正解”はありません。
自分を責めるのではなく、赤ちゃんが無事に生まれてくるための選択肢なんだと思って、リラックスした状態で出産に臨んでください。
何があるかわからないのがお産



予定日超過の41週で誘発分娩のため入院となりました。
点滴で誘発をかけて5時間ほどで子宮口全開に。ここまではかなり順調に進んでいました。助産師さんから「いきんでください」と言われた直後に、子がまさかの回旋異常に。バタバタと吸引分娩の準備が始まり、激痛とともに機械をつけられ、おなかをおされながら吸引分娩で息子が生まれました。
赤ちゃんの泣き声が聞こえてホッとしたのもつかの間、どうやら、分娩時に子宮頸管が裂けたようで、私は大量出血していました。血圧が下がって途中意識を失い、気づいたときには10人くらいの医療スタッフさんに囲まれていました。
その後、輸血となりました。
さらに、子は分娩時のストレスで嘔吐してしまい、同じ病院内のN I CUに入院に。まさかの展開が次々に起こり、本当に何があるかわからないのがお産なんだと身をもって体験しました。
お尻が締まらなくなる後遺症が残りましたが、命があって子がスクスク元気に育っていることに感謝したいと思います。
ちなみに、私は41歳初産の高齢出産でした。がんばった自分を褒めたいと思います。

私は元看護師で、お産に携わった経験があったので、何かあったらすぐに対応してもらえるように、大きな病院で産むことにしていました。それが功を奏したのか、輸血やNI CUなどすぐに対応していただけました。