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2:適切な療育でことばによるコミュニケーションが可能に

乳幼児期の療育

新生児スクリーニング検査は、聞こえの問題を発見することは、早期に適切な療育をおこなうことで、はじめて意味を持ちます。
療育は、通園施設、ろう学校の教育相談などを中心に、病院やリハビリテーションセンター、民間施設などでおこなわれています。
これらの療育機関では、まずは補聴器を装着して音の存在に気づかせることからスタートし、楽器や音の出るおもちゃ、リズム遊びなどを通じて音への興味を持たせ、徐々に音の意味への気づきを引き出していきます。それと同時に、発声表現を促す遊びなども交えて豊かなコミュニケーションを楽しむことで、心身のバランスのよい発達を促します。

全国の療育機関リンク先

家庭のなかで心がけること

家庭では「子どもの聞こえを訓練しよう」と思うのではなく、リラックスをして愛情に満ちた育児を楽しむようにしましょう。ママやパパがいっぱい話しかけ、笑いかけてあげることは、赤ちゃんの情緒的な発達にとても良いものです。
普段子どもに話かけるときは、オーバーアクションを心がけるようにしてください。音の高低や強弱、ジェスチャーやボディータッチによるリズムを感じていくうちに、子どもたちは五感が刺激され、自然と音のオン・オフに気付くようになっていきます。

情報交換ができる場所

難聴の赤ちゃんの多くは耳の聞こえに問題がない親から生まれます。そのため、親ごさんのなかにはこれまで聴覚障がい者との関わりがなく、今後の育児や生活にさまざまな不安を抱えている方が多いと思います。
実際同じように難聴児を持ちながらも、子育てを楽しんでいる先輩ママ・パパと知り合うことができるのが「親の会」です。同じ立場でないとなかなか話しにくいことも、共感をもって話すことができる子育て仲間と出会えるほか、難聴児の育児に必要な情報も集まっていますので、積極的に利用してみましょう。

患者会・親の会のリンク先

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