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病気・予防接種

Q. 頭蓋骨縫合早期癒合症の6か月の息子。セカンドオピニオンをとるべきか悩んでいます。 (2018.9)

  • (妊娠週数・月齢)6か月

現在6か月の息子は、生後1か月のときに、頭蓋骨縫合早期癒合症と診断されました。現在経過観察のため通院中ですが、いずれ手術が必要と言われております。いまの先生に不満があるわけではないのですが、もっとこの病気に詳しい先生がいるのではないか? セカンドオピニオンをとった方がいいのではないかと悩んでいます。セカンドオピニオンをとるためには、どのようにしてお訊ねする先生を探せばいいのでしょうか? 手続きはどうすればいいのでしょうか? また、セカンドオピニオンをとると、いまの先生との関係性が悪くなり、ちゃんと診てもらえなくなるのではと心配でもあります。長くつきあう病気のようなので、どうすればいいのか悩む日々です。

回答者: 板橋家頭夫先生

 結論からいえば、現在の主治医にセカンドオピニオンを求めたいとの旨を率直に告げた方がよいと思います。頭蓋骨縫合早期癒合症と診断され手術も予定しているということであれば、ご両親が不安に思うのは当然かも知れません。万が一、セカンドオピニオンは必要でないというような医師であったり、あるいはその申し出に対して感情をあらわにするような医師であれば、そのような医療機関はむしろ避けた方がいいと思います。

 しかしながら、最近は、セカンドオピニオンが必要であれば、申し出ても不快に思う医師はむしろ少ないと思います。お子さんのことを考え一生懸命であるからこそ、セカンドオピニオンを求めようとするわけですので、そのようなご両親の気持ちは、小児を対象とする診療に携わる医師であれば誰もが理解できるはずです。したがって、現在の主治医との関係性の悪化を懸念せずともよいでしょう。ご両親がセカンドオピニオンを求めたい他の医療機関があるのであればよいですが、わからないときには現在の主治医に適切な医療機関を指定してもらい、いずれの場合でもセカンドオピニオンを求める医療機関宛ての紹介状を書いてもらってください。