出産について
Q. 3度妊娠しましたが、出産にいたりませんでした。不育症でしょうか？ (2020.5)
いままでに3回の妊娠経験があり、1度目は自然流産、2度目は無脳症により14週で出産、3度目は稽留流産で手術をしました。不育症を疑ったのですが、医師からは「無脳症は胎内で死んだわけではないため不育症との関連はない」と言われました。その後、別の病院に行ったところ不育症と診断されました。どちらの病院も実績があり有名な病院です。その両院長から、双方、自信を持って真逆のことを言われたため、混乱しています。上記の経験は不育症に当てはまるのでしょうか？教えていただきたいです。
回答者: 安達知子先生
不育症とは2回以上流死産を反復して、生児を得られない状態をいいます。
確かに、2回目は無脳児で14週の時点で流産していたわけでも、胎内死亡していたわけでもありません。しかし、分娩前、あるいは分娩中に死産になる可能性は高く、また、分娩直後短時間は生きていられるかもしれませんが、1日以上生き続けることは困難な状況です。
したがって、不育症として対応することが正しく、原因の検索や治療に入られることをお勧めします。