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食事と栄養・離乳食

Q. 1歳1か月。コップやストロー、手づかみ食べなどの練習をさせていますが、できません。 (2014.4)

  • (妊娠週数・月齢)1歳1か月

1歳1か月の男の子です。コップやストローの練習をしていますができません。コップはスプーンを横にして飲ませることから始めていますが、できません。ストローは紙パックのジュースで練習して飲めるようになりましたが、マグはいやがり、白湯やミルクは哺乳びんで飲みます。紙パックのジュースをストローで飲むときも哺乳びんで吸うような感じです。食べ物も自分では食べようとせず、口を開けて待っています。食欲はあり、私が食べさせると食べますが、食べ物やスプーンなどを手に持たせるといやがり、手を引っ込めてしまいます。最近、食パンのみ自分で食べるようになったのですが、紙パックのストローが飲めるようになってからは食パンも自分では食べなくなってしまいました。手先は器用で、歩くのが大好きで自由に歩いています。哺乳びんを卒業し、自分で食べられるようにするにはどうすればいいでしょう。

回答者: 太田百合子先生

 この年齢ですと、哺乳びんを無理にやめる必要はなく、水分摂取にマグをいやがるなら、ストローとコップで十分だと思います。哺乳びんを卒業するには、食べることが楽しいと感じることが大切です。一緒に同じような料理を食べること、簡単なお手伝い、味見などをしてもらうことを通して食べることに興味を持ち始めるでしょう。

 コップに慣れさせるには、コップの縁を口でとらえさせ、お母さんが一緒に傾けながら口に入る水分量を調整してあげましょう。
ストローは、くちびるで挟んで吸うようにしてみましょう。口の奥まで入れると哺乳びんのような飲み方になるからです。最初は「ブクブク」吹いたりするような遊びからストローに親しむといいと思います。ストローの口径や長さは、市販の幼児用飲料にあるストローを参考にするといいでしょう。

 これからの季節は外遊びが増えてのどが渇くので、冷たい水やお茶でもコップやストローの練習がしやすくなります。

 それから、食パンだけは自分で食べていたのに最近では食べなくなったということですね。たとえば、手でつまんでみて手が汚れる感覚があると、その後は手づかみ食べをしなくなることもあります。パンはもちろんですが、蒸しさつまいも、薄切りりんごなど、つまみたくなるような乾き具合のものを準備したり、ゆで野菜はスティック状にしてマヨネーズやケチャップなどをつけながら食べさせてみたり、思わず試したくなるような機会を用意してみましょう。

 また、この時期は母親に対する甘えが強くなる時期でもあります。食べられるのに食べさせてもらいたがったり、歩けるのに抱っこをせがんだりします。一時的に甘えたいということですから十分に甘えさせてあげて、しばらくしたら「自分でできるかな」と誘ってみましょう。

 いずれも焦る必要はありません。コップやストローは遊び感覚で使っていくといいでしょう。