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病気・予防接種

Q. B型肝炎ワクチンの接種間隔があいてしまい、抗体がついたか心配しています。 (2015.9)

  • (妊娠週数・月齢)6か月

B型肝炎の予防接種について質問します。かかりつけのクリニックで1回目を接種後、4週間後に2回目を受けに行ったとき、「もうすぐ無償になるかもしれないから待っていたら?」と言われて待っていましたが、いつになるかわからないので不安になり、先日2回目を受けました。1回目の接種から、ちょうど半年あいてしまいました。3回目の接種は2回目から1か月後に予約を入れました。このような受け方でちゃんと抗体がつくのか、不安を感じています。

回答者: 横田俊一郎先生

 厚生労働省の専門部会は今年1月にB型肝炎ワクチンを定期接種化するという意見をまとめ、平成27年度から定期化されることがほぼ決まっています。しかし、対象となる年齢などがまだ決まっておらず、1歳を過ぎていると対象者とならない可能性もありますので、病気の予防という観点からは任意でも早めに接種をしておくのがよいと思います。

 B型肝炎ワクチンのスケジュールは4週間間隔で2回、さらに1回目から20〜24週経過した後に1回接種することになっています。1回目の接種から半年あいてしまった場合には、すぐに2回目を接種するのがよいといわれていますが、これが1年以上あいてしまったときには最初からやり直すという方がよいかもしれません。3回目が、半年遅れた2回目から1か月後がよいのかどうかはよくわかりません。これは、そのようなスケジュールで接種した場合のデータがもともと存在していないからです。

 一般的には、接種間隔が乱れた場合には、決められた回数を受けていればよいだろうということになっています。

 一方、免疫がついたかどうかは血液検査で抗体を測定すればわかりますので、3回目接種後3か月くらいで検査を受けるのがよいでしょう。通常のスケジュールで接種しても抗体がつきにくい人があることがわかっていて、抗体が低いときには追加で接種することになっています。この場合と同じように考えてよいと思います。