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食事と栄養・離乳食

Q. 9か月で3回食の息子。1回の食事に2時間かかり育児疲れに。 (2018.11)

  • (妊娠週数・月齢)9か月

離乳食が3回になった9か月の息子は、半分ほど食べると口を開かなく飲ませるのがやっとです。
食事以外のミルクの量も減っているので、栄養のことが心配で、口を開かなくなった後は、大泣きしても、口をこじ開けて無理矢理食べさせている状態です。1回の食事で2時間かかるので、何をするにも時間が足りず、子どもに笑顔で接することができなくなるほど、心身ともに疲れてしまいました。どうすればいいのでしょうか?

回答者: 太田百合子先生

 9か月ごろになると3回食になるので、途端に忙しくなりますね。離乳食を用意するのに余裕がなくなるのに加えて、子どもはこのころから食事だけでなく、その他のことにも興味を持ち、集中して食べることが難しくなります。食事に興味を持てば、食べ物を触ったりして遊び食べにもなります。また、食べる量は、よく食べるときとほとんど食べないときの差が激しくむら食いになります。このような行動は、精神的な発達と関係しているので、いまは食べたがらない時期と割りきって考え、離乳食を全部食べさせようとしなくてかまいません。

 食事にかける時間を20~30分にしてみましょう。子どもが食べなくなったら、離乳食が残っても「ごちそうさまにする?」と子どもに確認して終わりにします。

 食後のミルクは、欲しがらなければおなかが満たされているということなので、無理に飲ませることもありません。

 栄養の不足は心配かもしれませんが、用意した半分くらいは食べているので問題ありません。1食抜いたとしても、次におなかが空いたら食べるので子どもの食欲に合わせて大丈夫です。

 お母さんのやさしい笑顔が一番ですから、作るのが負担なら市販のベビーフードにしたり、夫や祖父母、友人などを頼ったりして疲れを減らしてください。地域の保健センターなどでも相談にのってくれるので、相談してもよいでしょう。