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食事と栄養・離乳食

Q. 9か月の息子。離乳食をしっかり食べるのにミルクの量が減りません。 (2019.2)

  • (妊娠週数・月齢)9か月

9か月の息子は、離乳食が3回となり、好き嫌いもなく、たくさん食べるようになりました。ただ、ミルクの量が減らないので、どうすればよいのか迷っています。4倍がゆにしてみたり、つかみ食べもさせて、よく噛んで食べるものも出してもいますが、1食ごとに総量200g以上は食べています。食事中に麦茶も飲むのですが、それでも食後ミルクを与えると、あるだけ飲んでしまいます。現在、食後は140mL、それ以外に200mLを2回の授乳量です。吐くわけでも便秘や下痢になるわけでもなく元気です。ミルクを減らしていくにはどうしたらいいでしょう?また、補食を与える際は、どんなものをどれくらいの量で用意すればいいのでしょう?

回答者: 太田百合子先生

 お子さんの、よく食べて満足している様子が目に浮かびます。体重は成長曲線に沿っていて、急速な上昇がなければ現在の量で大丈夫といえます。今後は、まず離乳食後のミルクをやめて、コップで麦茶を飲むようにしてもよいでしょう。9か月以降になると、このような相談が増えます。なぜなら、まだこの時期は満腹感を感じにくく、1歳前後は食べ物に挑むようにして食べる時期だからです。食欲旺盛な時期は、見ると食べたがることが多いので、日中は散歩などをして、生活にメリハリを持たせましょう。

 必要以上に欲しがる場合は、「ごちそうさまにしようね。おなかいっぱい食べたね」などと言葉がけをすることで満腹感が感じられるようになり、食欲は2、3歳ごろに落ちつきます。1歳ごろから、食後以外のミルクを補食に変えていきます。10時ごろと15時ごろの1日1、2回で、適量は1日約90~150kcal(1回の食事の1/3程度)です。内容は食事でとりきれない栄養を補うものなので、果物、いも類、ヨーグルトなどの乳製品、おにぎり、蒸しパンなどが適しています。