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泣き・夜泣き・眠り

Q. 2か月の男の子。就寝時間が0時ごろになってしまっています。 (2020.6)

  • (妊娠週数・月齢)2か月

生後2か月の男の子を育てています。現在、お風呂に入れる時間が22~22時半なのですが、その後、授乳をすると、就寝時間が0~0時半になってしまっています。夜は1度も起きず、朝の6〜7時ごろまで眠ることが多いです。生後2か月ですが、やはり就寝時間が遅すぎでしょうか? いつごろから、どのようにして生活リズムを整えていけばよいのでしょうか?

回答者: 市川香織先生

 生後2か月、就寝時間が遅めになってしまうことが気になっていらっしゃるのですね。

 お風呂に入れて、授乳をして、寝かしつけて…赤ちゃんのお世話に加えて、自分たちの夕飯や家事なども考えると、夜の時間はあっという間ですよね。親の生活リズムは、どうしても赤ちゃんの生活リズムに影響してしまいます。赤ちゃんだけ別のリズムで生活するわけにはいきませんし、そもそも現実的ではありませんね。
 現在の、「22時お風呂→授乳→0時就寝→6時起床」のパターンでほぼ毎日が過ごせていれば、赤ちゃんは安定して過ごせていますので問題ありません。夜もぐっすり眠れているようですし、授乳にも問題がなさそうですので、いますぐ生活を変える必要はないでしょう。

 もう数か月すると、赤ちゃんも、もっと昼夜の区別がついてきます。昼間は起きて積極的に外の世界と接し、夜は眠るという生活になっていくでしょう。昼間は散歩に出かけて外の空気に触れたり、たくさん声を掛けて積極的に遊んであげたりすることで、夜間は眠りやすくなります。

 また、生活リズムをつけるもっともよい方法は、朝起きたら朝日を浴びることだと言われています。これは大人もそうですが、前日の就寝時間がずれてしまっても、決まった時間に起きて朝日を浴びて1日をスタートさせると、生活リズムをリセットしやすくなります。赤ちゃんを含め家族みんなで朝を一緒にスタートさせる生活パターンに切り替えていくのはいかがでしょう。大人はどうしても残業などで夜のリズムが崩れがちです。でも朝を合わせることで、家族みんなが起きて顔を合わせる生活を始められれば、自然と生活リズムも整い、健康に過ごせることでしょう。早く起きれば自然と早く眠りにつくようにもなります。また、乳児の時期は夜型でもなんとか過ごせますが、幼児・学童になってくると、いやでも社会のリズムで生活しなければなりません。つまり、朝は早く起きなければならなくなります。それまでの間に、朝型生活に親も子どももシフトしておくと、あとが楽ということもあります。

 そうは言っても、これから夜泣きが始まったり、成長の節目で変化があったり、思ったようにいかないこともあるでしょう。ひとときリズムが狂うようなこともあるかもしれませんが、そういうときは無理せずに、またゆっくり取り戻していけばいいと、おおらかにやり過ごしましょう。どれも間違いではありませんし、赤ちゃんは適応力が高いので、大丈夫です。いまこのときの赤ちゃんとの生活を楽しんでくださいね。