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食事と栄養・離乳食

Q. 2歳5か月の子。親子でお菓子ばかり食べています。 (2022.1)

  • (妊娠週数・月齢)2歳

2歳5か月の息子は、1歳半ころにごはんを全然食べなくなり、たまに納豆、カレー、ふりかけごはんを食べるのみでした。病院や両親に相談したところ、「お菓子でもいいから食べさせなさい」と言われ、お菓子を与えたところ、お菓子ばかりを求めるように。「これではいけない」と思い、いろんなものを食べさせようとしましたが、口に入れる前に拒否されます。ここ3か月ほど、自分の体調も悪く、喘息がひどく、夜も眠れなかったりしています。夫は激務で家にほぼおらず、休みもなく、4時間ほど寝に帰ってきているだけです。両親も遠くて頼れません。友人もいなくて心の余裕がなくなり、息子も私もお菓子ばかり食べています。私の咳が止まらないため、あまり外出もできず、家でゴロゴロする日々が続いております。誰も頼る人がいないので、私一人でなんとかこの状況を脱しなければなりません。息子はとてもかわいいので、息子に対してイライラすることはないのですが、私の心が折れてしまったような感じです。どうしたらよいでしょうか?

回答者: 太田百合子先生

 体調が悪いときは、心が折れるものです。体を休めることもできないのですから、大変ではありませんか。まずはあなたの喘息の治療と心理相談を両方行うとよいのではないかと思います。夫には遠慮せずに現状を伝えて、協力してもらえるところはしてもらいましょう。

 お菓子だけでは体調も回復しにくいので、何か手立てが欲しいところです。子どもは、経験不足による偏食も多いので、最初は食べなくても見慣れれば食べるようになることも多いものです。

 食べ物は、ネットスーパーや宅配などを利用すると体力的には楽かもしれません。おやつは、焼き芋、総菜パン、果物等にして、できるだけ菓子類を減らします。飲み物は甘い飲料ではなく牛乳、お茶等にします。煮込むと食べやすい食材を購入して、ポトフ、シチュー、豚汁、寄せ鍋、おでん等にします。数日間は、温め直して食べることができます。冷凍食品は、たとえばお好み焼き、麺類、ピザ等のように、少しでも栄養価の高いものを選びましょう。出来合いの弁当やサンドイッチ、総菜等いろいろ試してみてください。その際には、「どっちにする?」と子どもに聞いてみると、自分で選んだものは食べることもあります。お菓子を欲しがるようなら、「1個だけ」と決めて、約束を守るようにします。2歳代では、まだ定着させることは難しいですが、そうすることでルールやがまんすることも覚えていきます。

 子どもと遊べる施設などが地域にはあると思うので、体力が回復したところで利用できれば、人との何気ない会話で気が楽になることもあります。食事は、いろいろな人ととることで、つられて食べたり、おしゃべりを楽しんだり、食育につなげることができます。どうぞいろいろな人との食事を楽しんでください。

 子育ては一人で行うものではありません。自分だけでなんとなしなければと思わずに、保健所・保健センターに相談してみてはいかがでしょうか。話をよく聞いて、よりよいアドバイスをしてくれます。さまざまな支援を頼ってみてはいかがでしょうか。