食事と栄養・離乳食
Q. 2歳3か月の長男の食事がワンパターンです。 (2025.9)
- (妊娠週数・月齢)2歳
2歳3か月の長男は、保育園に通っています。家庭での食事が、保育園の給食のような組み合わせにできなくて悩んでいます。長男はおにぎりが大好きなので、家での食事は、野菜や魚、肉を炒めたりしてごはんに混ぜ、具だくさんのおにぎりを出すことが多いです。そこに少しポテトや果物などを添えています。生後6か月の赤ちゃんがいて、私は育休中です。毎日、家にいるのに、長男には手抜きメニューばかりで申し訳ないと思いつつ、喜んで食べてくれるからいいか・・・と考えてしまう自分もいます。栄養バランスには気をつけているつもりですが、毎食おにぎりではよくないでしょうか。アドバイスをお願いします。
回答者: 太田百合子先生
育休中であるとはいえ、赤ちゃんのお世話があり、また2歳ぐらいは手がかかるものですから、食事にまで手が回らないのは当然です。その中で栄養を考えて努力されているのは素晴らしいと思います。2歳ごろはかむ力が弱く、自分で全部食べきることが難しいこともあります。野菜や肉、魚をごはんに混ぜるのは、子ども自身で食べることができるので良いやり方です。1品ではなく味や食感の違う副菜も添え、バリエーションを出しているのも、よく考えられていると感心しました。
保育園では、家庭とは違う食事を体験できているので、これもバリエーションの1つになっています。給食は、落ち着いて食事を作れるようになってからの参考になるので、しばらくはどんなメニューが出ているのか把握しているだけでも大丈夫です。保育園の人気レシピの簡単な作り方は、園に聞けば紹介してもらえると思いますので、作りたくなったときに教えてもらってもよいでしょう。
そろそろ下のお子さんも離乳食が始まるころですから、お母さんはますます忙しくなります。赤ちゃんにも取り分けしやすいメニューもあると楽かもしれません。大人も体力維持に、栄養のあるものをしっかり補うことが大切ですから、作り置きなどをお勧めしたいと思います。
たとえば、ポトフ、ミネストローネスープ、シチューやカレー、肉じゃが、鍋料理、おでんなどは、味を付ける前に赤ちゃんが食べられる食材を取り分けてつぶしたり、刻んだりすることができますし、2歳のお子さんは、おおよそ大人と同じものを食べることができます。もちろん、お子さん用の市販品も多く出回っているので、上手に利用してください。
お子さんが喜んで食べているのが一番良いことですから、お母さんがあまり疲れすぎない方法で大丈夫です。周囲の方にも、お願いできることは頼りましょう。