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妊娠中の気がかり(体重・食事・病気・体調など)

Q. 妊娠19週。昆布とヨードの過剰摂取について教えてください。 (2012.8)

  • (妊娠週数・月齢)妊娠5か月 (16〜19週)

妊娠19週です。妊娠中から授乳期の昆布の摂取について教えてください。和食中心の食生活で、ほぼ毎日昆布でだしをとって食事を作り、食べていました。妊娠判明時から海草をとらなくてはと思い、だしをとったあとの昆布(10cm×10cmくらい)も1〜3日に1回は食べていました。しかし最近、妊娠中に昆布を食べるのはヨードの過剰摂取につながると知り、だしに使うのもやめました。インスタントだしはやめたほうがいいとのことですが、自分で昆布からとるだしもやめたほうがいいのでしょうか? 授乳期までと考えると、かなり長期にわたって料理の仕方が変わるので、どの程度の摂取なら大丈夫なのか知りたいと思います。

回答者: 太田百合子先生

 昆布に含まれるヨード(ヨウ素)は、妊娠中に不足すれば死産、流産、胎児の先天異常、胎児甲状腺機能低下があります。日本は海に囲まれている島国のため昆布やわかめ、ひじきなどを摂取することが多いのでヨード不足はほとんどなく、現状は成人で1日平均1,500μg(推奨量130μg)ですから不足の心配はまったくありません。

 日本の妊婦さんに過剰な摂取を控えたほうがいいというのは、過剰にとることにより新生児が体内で甲状腺に障害を受けた(先天性甲状腺機能低下症)のではないかという事例の研究報告からです。

 「日本人の食事摂取基準2010年版」では、ヨードの妊婦の食事摂取基準は1日240μgで、過剰摂取を控えるために耐用上限量を2,200μgとしています。さらに、妊娠12〜20週の時期は胎児が影響を受けやすいので気を付ける必要があるとしています。

 問題にしているのは、市販のめんつゆや既製昆布だし、カップめん、外食のうどん、昆布茶、昆布の佃煮などの昆布エキスを多量に含む食品です。予防策としては、汁を飲まないようにする、回数を減らすことです。

 食生活全般に言えることですが、安全を考えると同じ食品ばかりをとるのではなくいろいろな食品をとることが大切です。

 今回の報告も、ヨードをたくさんとるとすぐに胎児の甲状腺に影響が出るものではなく、リスクを回避するための考えですから、予防として昆布を毎日常用しないという程度にとらえてもいいでしょう。

 和食のだしのとり方はいろいろな方法があり、かつお、いりこ、干ししいたけ、干しホタテなどもあります。味噌汁も少しのかつおだしで何種類かの野菜と油揚げを入れるだけでもおいしく食べられます。

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