赤ちゃん & 子育てインフォ

ホーム妊娠・子育て相談室インターネット相談室Q&Aバックナンバー発育・発達

発育・発達

Q. 生後3ヵ月。寒暖の差が激しい時期の服装は? (2004.5)

 生後3ヵ月になったばかりです。寒暖の差が激しいこの時期、どのような服装をさせればよいのかがわかりません。赤ちゃんは大人よりも1枚少なくと聞きますが、たとえば大人が長袖Tシャツを着ているのなら赤ちゃんは半袖でよいのでしょうか。また肌寒い日の外出なども、上に羽織るものは必要ありませんか?

回答者: 巷野悟郎先生

 3ヵ月の赤ちゃんの着せ方を考えるときは、まず生後3ヵ月がどのような状態かを理解する必要があります。

 おなかの中にいる赤ちゃんは、すべてが満足した環境です。温度は38度くらいで一定、そして感染から守られ、完全な栄養が臍帯血を通じて絶えず補給されています。このような赤ちゃんも、生まれると子宮内よりかなり低い温度環境です。しかし赤ちゃんは自分で体温を調節することができないのですから、まずは体温が逃げないように暖かくくるんであげます。新生児が厚くくるまれているのはそのためです。そして部屋も暖かくしましょう。

 こうしているうちにも、おむつを替えたり肌着を取り替えたり、お風呂に入れたりして私たちと同じ生活環境に馴染むにしたがって、皮膚の血管を収縮させて体温が逃げないようにしたり、暑ければ汗をかくようになったりという働きが備わっていきます。それと同時にからだもよく動かすようになるので、体温の産生も多くなっていきます。

 そこではじめは暖かくくるんでいますが、生後3ヵ月頃には、大人が寒ければ赤ちゃんも寒い、大人が暑ければ赤ちゃんも暑いという感覚で、その時々に衣服を調節するようにしていきます。大人が2枚でちょうどよければ赤ちゃんも2枚くらい、大人がそれでは寒いと思えば赤ちゃんも寒いから、その上にはおるといった要領です。

 ややもすれば、この頃になっても赤ちゃんはくるんで暖かくしたほうがよいと考えられがちですが、それははじめのうちだけであって、3ヵ月頃になれば着せてよいかどうか迷ったときには着せない方向で判断します。そうしているうちにも赤ちゃんは動きが激しくなり、半年くらいになると寝返りやお座り、早い子はハイハイも始まります。全身の筋肉をよく使うようになるので、体温のつくられ方が多くなります。しかも一時もじっとしていないのですから、大人と同じくらいの着方では赤ちゃんは暑くなってしまいます。そこで次には生後半年くらいからは大人より一枚少なめということになります。

 まとめてみると、生後3ヵ月から半年くらいまでは大人と同じくらいの着せ方、そして着せたほうがよいかどうか迷ったときには着せない方向で、これからの薄着の下準備をします。

 それでも迷ってどのくらい着せてよいかわからないときは、自分の感覚を判断の基準にしましょう。このようなとき、親が寒がりだと子どもも厚着になりがちだということを考えに入れて判断してください。

インターネット相談室が本になりました!詳しくは妊娠・育児の応援ショップ 本の楽育まんてん堂へ。powered by 母子保健事業団 インターネット相談室は母子保健事業団の協賛により運営しています。