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母乳とミルク・授乳

Q. 4か月の子を完全母乳で育てています。大豆製品の過剰摂取が気がかりです (2007.5)

生後4か月半の子の母親です。完全母乳なので脂っこいものや乳製品を控えるように助産師さんから指導されたため、たんぱく質を摂ることができる食品として納豆や豆乳などの大豆製品をたくさん食べていました(納豆1パック、豆乳約400ml/日)。しかし、インターネットで、イソフラボンの過剰摂取が赤ちゃんに良くない影響を与えることを知り、心配になりました。イソフラボンの過剰摂取は赤ちゃんにどのような影響を与えるのでしょうか。また、今後、どのような食事にすればいいのでしょうか。

回答者: 遠藤俊子先生

 豆乳400ml中のイソフラボンは約60〜80mg、納豆は1パック中に50mg程度含まれていますので、ご相談の場合、少し多めに摂っておられるように思えますが、実はイソフラボンは配糖体ですから、正確にイソフラボンアグリコンで換算すると半分強の摂取になろうかと思います。ご心配には及びません。私たちがよく摂取する豆腐100g中の大豆イソフラボンは約40mg程度ですが、イソフラボンアグリコン換算では23mg程度ともいわれています。  

 大豆食品は低脂肪、植物性たん白質、カルシウムなどの栄養素に富む食品で、日本人の食事が健康的であるといわれる所以ですね。

 厚生労働省の食品安全委員会(2006.1.31)は過剰摂取に対する報告書をまとめました。

 この骨子は、大豆食品からのイソフラボンの摂取は安全とした上で、これに上乗せした特定保健用食品を摂取する場合を想定しており、この上限規制が一般食品に及ぶものではないとしています。食品合計として70mgが妥当だとする根拠は、2002年の国民栄養調査から大豆イソフラボンの摂取量は国民の95%が70mg以下であり、健康被害がでていないことから、安全の摂取量の上限を70〜75mgに設定されています。

 しかし、古来から大豆食品比率の高い日本では70mgをはるかに越えて摂取されていますが、過剰摂取障害例はありません。

 過剰摂取による影響は、動物実験レベルで確立してはいませんし、母乳は何倍にも薄められますから、お子様への影響はほとんどないと思われます。

 今後は、ひとつの食品・成分に偏らず、バランスの良い食生活が望ましいと思います。

 食事バランスガイド ( http://www.j-balanceguide.com/guideline/index.html ) などを参考にしてください。なお、食事バランスガイドでは、大豆および大豆製品を使った料理を「主菜」とし、肉料理、魚料理、卵料理とあわせて1日に3皿程度としています。

 もちろん、楽しく食べることも大事です。離乳食も始まりますが、日常の工夫で無理せずに進めてください。