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母乳とミルク・授乳

Q. 生後3か月。おっぱいをあげるタイミングがわかりません (2007.11)

生後3か月の男の子です。最近、手のおしゃぶりをよくするのですが、それで安心するのか、泣かずに眠ってしまいます。手がかからず、ありがたいのですが、いつおっぱいをあげればいいのかがわかりません。指しゃぶりで満足しているような気がするのですが、私のほうがおっぱいが張りすぎて痛くなってしまうのです。それで、時間を見ておっぱいを飲ませることが多いのですが、泣くまであげないほうがいいのでしょうか。
赤ちゃんの成長とおっぱいのケア、どちらにもよい飲ませ方について教えてください。

回答者: 遠藤俊子先生

 指しゃぶりは、赤ちゃんがおなかの中にいるときからしばしば見られます。超音波検査で、見せてもらった方もいらっしゃることでしょう。 

 その様子を見ると、妊娠14週頃から口に手を持っていく動きが、24週頃には手(指)を吸う動きが出てきます。そして、32週頃には指を吸いながら、羊水を飲み込む動きも出ます。これら一連の胎児の指しゃぶりは「吸てつ反射」という、生まれてすぐにお乳を吸うための本能的な行為といわれています。

 そのため、乳児期の指しゃぶりは生理的な行為だと考えられます。しかし実際には、生まれた直後より生後4か月頃から指しゃぶりに気がつくお母さまが多いと思います。それは手と口の協調運動が可能になる生後6か月頃にもっとも多くなりますが、はいはいして移動したり、つかまり立ちやつたい歩き、おもちゃ遊びができるようになると減ります。

 ご相談にもあるように、指しゃぶりで赤ちゃんはとても安心すると思います。しかし、ほんとうに空腹だと指しゃぶりで泣き止むことはないので、安心してください。赤ちゃんの授乳回数は個人差がありますが、体重の増え方が順調ならば回数が少ないのは気になさらなくて大丈夫です。

 それとは別に、お母さまの乳房が張りすぎて痛みがあることはつらいですね。時間をみてあげることも良いと思いますが、どのくらいの時間であげていますか? 5時間くらいでしょうか? それより少なく、たとえば3時間にこだわっているとうまくタイミングがあってないことも考えられますので、泣いたらあげるようにしたほうが良いかもしれません。母乳や育児は試行錯誤の連続です。お母さんと赤ちゃんのリズムが合うことが、体も心もいちばん落ち着くように思います。

 いろいろと試みても張りすぎるのは、過剰産生が考えられます。片方ばかり吸っていると、吸てつの刺激でそちら側が過剰産生になることがあります。まだ飲みたそうという時点で反対側に移り、両方吸ってもらうほうが良いと思います。

 両方とも、あまりにパンパンのときは血行を少し押さえるために、まずは食事に注意して、あまり脂っぽいものや水分の過剰摂取を控えます。体が温まりすぎても張りますので入浴は短時間で済ませます。また、ワイヤー入りブラジャーなどで一部に圧迫がかかるのを避けましょう。あまり張りが強いときには、冷えピタやアイスノンなどを使って少し冷やすのもいいでしょう。方法としては、哺乳後乳頭・乳輪(いわゆる着色した部分)を冷やさないように当ててください。

 最近では、母乳ケアの相談やマッサージをしてくれる助産師さんや診療所・病院もあります。直接授乳の状態を診ながら相談にのってもらえますから、近くで探してみてはいかがでしょうか。